Very Very Sorry -STUDENT TODAY- 2015

この仕事の制作物

封筒
トートバック
Tシャツ

(Very Very Sorry -STUDENT TODAY-)

憶えてもらうためにどこの大学にもない「正直なパンフレット」を作ろうと思った。

まず、制作にあたって、それまでのパンフレットの効果の分析を行うため、入学したばかりの1年生にアンケートをとった。
知りたかったのはどんなコンテンツが人気かということだったが、驚いたことには一番多かった回答は「憶えていない」だった。これはとてもラッキーな事実で、憶えていない理由を考えると
①高校生がたくさんのパンフを見ているので、覚えられない
②つまりどこも似ている
③うそっぽい多くの大学パンフは、1枚目めくると校舎の美しい全景写真、次のページは学長のキレイな言葉、そして学科の紹介があって、後ろの方に学食などの学生生活のことが載っている。きっと、この整理された感じがうそっぽい。美しい写真がうそっぽい。美しい言葉がうそっぽい。のだろうと思った。

新しいコミュニティに属したときに人はまず、憶えてもらいたいと思う。
それと一緒で、この大学も憶えてもらわないと始まらないと思った。その後にどんな風に憶えられたいかをコントロールしていくことがブランディングに繋がっていく。憶えてもらうためにどこの大学にもない「正直なパンフレット」を作ろうと思った。正直な人はそんなに嫌われることもないだろう。そのために学生と作ることが最も正直に繋がると思った。学生が作る分、デザインは荒く雑になる。こないだまで高校生だった子が作るんだから、当然だ。しかし、それも生の感じ、人のぬくもりを感じられる点で効果的だと思った。

(オープンキャンパス用 トートバッグ・Tシャツ)

そのモノが生まれた用途を変えることに面白味や芸大らしさを感じるのに。

初めてこの仕事を担当させてもらったとき、他の大学のオープンキャンパスとの違いを作らなければならないと感じ、ユニフォームの定番である「Tシャツ」をやめて、「ビブス」を提案し、押し切ったのだけれど、結果としてスタッフから大不評だったことで、翌年からはTシャツにもどってしまったことが今でもくやしい。
着ているスタッフから不評というのはあくまでも内側の事情であり、外から見ている分には一目でスタッフと分かるしチーム感もあるし、着回せるし、とてもよかったので、尚更悔やまれる。
「ビブスには部活やスポーツというイメージが強くあり、普段着に合わせると着こなせない」というのが不評の主な意見だったが、そのモノが生まれた用途を変えることに面白味や芸大らしさを感じるのに。
とはいえ、着ているスタッフがユニフォームのせいで力が発揮できないとすれば、それはたしかに問題ではあるのだけど。

来場者に配られるエコバッグや、封筒なども合わせてデザインをしている。

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