長年通ったイノダコーヒの三条支店が建て替え工事のため1年間の休業。
私たちのみならず、たくさんの人に愛され続ける店の休業と建て替えはショック。
このニュースを受けて、52年間の感謝と1年後への期待を形にした方が良いと思った。
社長に連絡してみると、即座にやりましょうとの返答。
そこから1週間でデザインして、メモリアルポストカードの配布が決まった。
用意した2500枚はあっという間になくなり、大事な最後の2日は配られなかった…。
毎日来る常連さんの中には、毎回ポストカードをもらって、それをもらえなかった常連仲間に配っている人もいた。
最終日、三条支店の名物「ドーナツ型カウンター」では涙を流すお客さんもいたとか。
人に愛され続けるのは、とても難しいことだ。
不安定で謎でころころ変わるのが人という生き物だろう。
そんな素晴らしいお店の節目に、デザインという形で携われたことが嬉しい。(ので利益はなしの仕事でした)