EYEVAN 京都の職人と眼鏡にまつわる製品づくり


鯖江と京都がものづくりの縁で、つながる。

EYEVANは創業50周年を迎える日本の眼鏡ブランドである。福井の鯖江で眼鏡作りをされているEYEVANが京都・祇園への出店をきっかけに、京都ならではの試みができないかということで、EYEVANの相談役をされている小山薫堂さんからお話をいただいた。
KYOTO T5(京都伝統文化イノベーション研究センター) と共に、京都の伝統工芸に携わる職人と眼鏡にまつわる製品づくりを行った。どんなものを作ることができるか、そしてEYEVANらしいものとは何かを考え、300以上のアイデアを出し、最終的に完成に至ったものは、この5つ。

・眼鏡のかたちをしたギフト用の水引(平井水引商店
・眼鏡をかけた鍾馗さん(浅田製瓦工場
・京都の風物詩である京丸うちわ(小丸屋住井
・飾って涼む、透かしうちわ(阿以波 / illust:Rak)
・眼鏡のシルエットが描かれた手ぬぐい(伊原染工業 / illust:Rak)

THE EYEVAN 祇園店で実際に見ることができるため、足を運んでみて欲しい。こちらの見解になるが、EYEVANの大きな特色は

・福井・鯖江の職人と丁寧に眼鏡づくりをしている。
・「着るメガネ」をコンセプトに、眼鏡を視力の矯正器具からファッションとして楽しむものへの転換に貢献したブランド。
・一般的なファッションブランドと同じように、シーズンごとに、100本以上の新商品を発表している。
・決して安価ではないが、学生から高齢の方まで幅広い客層から、愛されている。

今回、実際に製品化を行なった職人へのインタビューをEYEVANの方々と行う中で私たち(Whole Love Kyoto)との共通点も勝手に感じた。
職人の技術はいくら素晴らしくても使われなくなったら残らない。伝統工芸を飾るだけではなく、身につけてもらって、ファッションにすることで可能性はぐっと広がる。私たちが目指していることにも共通項があり、完成までのプロセスも含めて、大きな意義を感じる仕事となった。

さいごに、これは、EYEVANの方の言葉。
「僕たちの眼鏡を若い人が買ってくれるのも嬉しいが、安価な眼鏡を買うのも、導入としていいと思う。眼鏡が好きになって、そこからもっと質のいいものをと思ったときに、僕たちの眼鏡を選んでくれたら嬉しい。」

謙虚でありながらも、自分たちの眼鏡の質への自信を感じる言葉だった。揺るぎない人気を獲得してきた理由は、まず、社内の人々がこう思えること。ものづくりの基本がEYEVANにはあり、私たちも一緒に作れたことを嬉しく思った。

※職人へのインビュー内容はこちらから読むことができます。

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