金沢21世紀美術館 ワークショップ

運動部と比べてしまうとどうしても、美術部=暗い というイメージがある。

(ワークショップ)

中学校の美術教育の質に疑問を感じていた金沢21世紀美術館がこのアートスクールを開校することに決めた。 たしかに質の低い美術を教えるくらいなら、なにも教えないでほしいと思う。なぜなら、子どもたちの「美術」に対する印象はその時点で確定してしまい、それを変えることは容易ではないからだ。
このアートスクールではワークショップ形式で、作ることで答えのない問答をしている。 運動部と比べてしまうとどうしても、美術部=暗い というイメージがあるので、それをくつがえし、 美術が本来持っている強さを体験させたいと思っている。

(本)

チーフキュレーターの黒澤さんとこの本をどういう位置づけで制作するかという打ち合わせが、冬の寒い日に京都・鴨川沿いのカフェで行われた。「中学生って本読まないから」といって、写真集のような、つまり卒業アルバムみたいなものをつくっても仕方ない。彼らの10年後、ある程度大人になった時(たとえば一人暮らしのために引っ越すときなど)に出てきて、読んで見たら人生変わるみたいな本にしようということになった。

2023-24のテーマは「うんちとビール」で、金沢の中学生を対象に、椿昇(アーティスト)と酒井洋輔(デザイナー)が5回に渡るワークショップを展開した詳細と、展覧会、アーティストトークの様子を掲載している。

◯現在CHIMASKI WEB SHOP にて販売中

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