MYMYMY -STUDENT TODAY- 2027
19冊目となる今作のテーマは「妖怪」。
ある制作メンバーの「かわいい子が胡瓜かじっていたらかわいいのでは」という一言から、「カッパ…?妖怪…?妖怪パンフ…」とテーマが決まった。とはいえ最初は戸惑う声も多かった。
けれど制作が進むにつれて、愛着が湧いてきたらしい。「妖怪は怖くて無理!」というメンバーも気づけば「もう怖くない」と言っている。
担当の私は、ずっとやる気が途絶えなくて、とても素直に思いを伝え続けてくれるメンバーたちこそmymymyの妖怪だな…と思っていた制作期間だった。
>How It Started
憶えてもらうためにどこの大学にもない「正直なパンフレット」を作ろうと思った。
まず、制作にあたって、それまでのパンフレットの効果の分析を行うため、入学したばかりの1年生にアンケートをとった。知りたかったのはどんなコンテンツが人気かということだったが、驚いたことには一番多かった回答は「憶えていない」だった。これはとてもラッキーな事実で、憶えていない理由を考えると①高校生がたくさんのパンフを見ているので、覚えられない②つまりどこも似ている③うそっぽい多くの大学パンフは、1枚目めくると校舎の美しい全景写真、次のページは学長のキレイな言葉、そして学科の紹介があって、後ろの方に学食などの学生生活のことが載っている。きっと、この整理された感じがうそっぽい。美しい写真がうそっぽい。美しい言葉がうそっぽい。のだろうと思った。
新しいコミュニティに属したときに人はまず、憶えてもらいたいと思う。それと一緒で、この大学も憶えてもらわないと始まらないと思った。その後にどんな風に憶えられたいかをコントロールしていくことがブランディングに繋がっていく。憶えてもらうためにどこの大学にもない「正直なパンフレット」を作ろうと思った。正直な人はそんなに嫌われることもないだろう。そのために学生と作ることが最も正直に繋がると思った。学生が作る分、デザインは荒く雑になる。こないだまで高校生だった子が作るんだから、当然だ。しかし、それも生の感じ、人のぬくもりを感じられる点で効果的だと思った。
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