天草シティガイドブック

天草の人たちとの関わりの中で
生まれた本。

旅行者、あるいはそこに住む人のためのガイドブック。

この制作が始まった当時は、青森シティガイドを出版した直後だったように記憶している(遠い昔のこと…)。なので、この天草シティガイドには制作開始から完成まで、非常に時間がかかっている。
しかし、それは私たちがリサーチ/取材に途方もない時間をかけたからではなく、この本が元々「のさりの島」(プロデューサー:小山薫堂 監督・脚本:山本起也)という映画とリンクしており、その映画のパンフレットになるべく制作がスタートしたから、である。

「のさりの島」は資金の問題から様々な問題を雪だるま式に纏い、公開も延期につぐ延期、というような運命であったようだ。この本もお蔵入りしかけた時期もあったが、何がどうなったか、なんとか今ここに本として存在できている。よかった。(映画も無事公開された

とはいえ、ある地域をロケ地とした映画は数あれど、その地域をこの本の様に取材して周り、本を出すような映画はまずないだろう。
映画を1本撮るということは、様々な人たちと関わり、迷惑をかけるということだ。その迷惑から始まった人との繋がりを一つ一つ面白がっていくと、こういうガイドブックを作ることができる。

この本は、天草の人たちとの関わりの中で生まれた、きちんとその街で暮らす人に話を聞いて、様々な場所を回って、気に入った場所をまとめて掲載している。
青森の時もそうだったが、やはりその街の人に一番喜んでほしいし、自分の住んでる場所を誇りに思ってほしいと思う。

印刷・製本:天草民報社(天草の印刷会社)天草謹製。

関連のある仕事:のさりの島

2021.3

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