京都芸術大学 ガイドブック 2018

京都芸術大学には学生募集のためのメインツールが2つある。
1つはmymymyシリーズ(在学生だけにフォーカスした正直なもの)もう1つがこのガイドブック(大学の整理された全体像を高校生と親御さんに伝える)。
mymymyシリーズが思い切り振り切って、学生の日々やディテールをつぶさに伝えているためにガイドブックは、より大学の発信したい情報や、客観性が求められる。
とはいえ、この種の媒体においては、どんな企業も大学も「より良く見せたい」と思ってしまうことでだいたい同じような構成、写真のトーン、デザインになりがちである。そしてそれが“パラパラ見てすぐ捨てられる”ことに繋がっていると思われる。

このガイドブックは、情報を詰め込みたくなる大学を制御し、できる限り余白を多くとることをデザインの分かりやすい軸として編集チーム、デザインチーム共に意識している。
毎年、あってもなくてもいいような「テーマ」も設定しており、これはチームで出し合ったものから選ばれる。
その選ばれたテーマに基づいて、冒頭のあいさつ文が書かれる。
これは大学内の編集チームが大きく言いたいことをカチカチの文章で送ってきたものを元の文など影も形もないようにして、仕上げるのが私たちコピーライターの仕事である。

イラスト、写真、デザイン、編集、コピー、すべての仕事を大学関係者(社員、教員、在学生、卒業生)でまかなっているのは、さすが芸術大学というところだろう。

*2018年テーマ:ここから
*冒頭文:「芸術家魂で世界を変える大学の挑戦」
京都芸術大学が掲げる教育目標は、
「豊かな想像力をもって新しいもの・ことを創り出す『創造力』と、
自立したひとりの人間として他者を肯定しともに生きていく『人間力』を備え、
生涯を通じて学び続け、社会を変革する新しい価値を発信し続ける人材の輩出」です。
社会を変革するのは「芸術」自体ではなく、「芸術を学び、その精神を持った人」です。社会の課題と向き合う強い意思を持ち、過去の歴史から謙虚に学び、
本質を見出すその目で現代社会を観察し、多くの人々の幸せのために
未来を創造できる力を身につけてほしい。私たちはそうした「藝術立国」を担う人間の育成を目指しています。
これからの時代を生きる皆さんは、今後益々多くの課題と向き合わざるをえません。急速に進む人口減少がもたらす地域社会の様々な課題、少子化・高齢化に加え、人口知能やテクノロジーの進歩による社会・産業構造の変化、世界規模で多様する価値観が生み出す功罪。そうした時代だからこそ、困難な課題を前にしても強い意思を持って、新しい価値を生み出すことができる創造的人間が求められています。
本学に学び、新たな価値を発信し続ける若い卒業生が、次々とその活躍の場を社会に広げています。開学40周年を迎え、これからも世界から期待され続ける大学として、私たちはさらなる挑戦を続けていきます。

同シリーズ
>京都芸術大学 ガイドブック 2022
>京都芸術大学 ガイドブック 2021
京都芸術大学 ガイドブック 2020
京都芸術大学 ガイドブック 2019

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